シロアリ対策

■ シロアリってアリなの?

シロアリは名前にアリと付いていますが、実はアリではないそうです。
アリでなければ何なのかというと、シロアリは"ゴキブリ目"に属しているそうです。




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ただ、名前の中にアリと付くぐらいなので、クロアリとの共通点も多数あります。
例えば、クロアリと同様にシロアリは一つの巣の中に、
数万から数百万頭ものシロアリが居るとされていて、
女王蟻・王蟻を中心として活動しており、社会性昆虫といえます。


さらに、クロアリと同様にシロアリは役割分担に応じた階級が決められています。
巣の中にいるアリの90〜95%のアリは、卵や幼虫の世話、餌の採取、
巣の構築や掃除などをこなす働き蟻で構成されています。
体の大きさもクロアリとほぼ同じです。


クロアリと異なる点もいくつかあります。外見を見れば一目瞭然ですが、
一般的にクロアリは黒く堅い皮膚におおわれているのに対して、
シロアリの身体は、白色で皮膚も柔らかい、と区別しているようです。
※正確には、種類によって白くないシロアリもいます。
ただ、羽アリの状態だとどちらのアリも黒く見え判別しづらいと思います。
判別する基準としては主に触角、胴体、羽を見て判別します。


たとえば、クロアリの触覚は「く」の字型をしていますが、
シロアリは数珠状で直線の形をしています。
また、クロアリは頭部・胸部・腹部の境目が分かれていて、くびれているのですが、
シロアリは寸胴です。
これらのような見た目の特徴から、判別は比較的容易にできると思います。
また、シロアリは湿気を好むという点でもクロアリと異なります。


ただ、シロアリには種類がとても多く発見されていて、
日本には16種類ものシロアリが存在すると言われていますが、
全てのシロアリが木材を好むわけではないそうです。


多くのシロアリの種類の中で、家屋などに損害を与える可能性があるシロアリは、
北海道旭川より南に生息するヤマトシロアリ
千葉県より南の太平洋側に広く生息するイエシロアリ
奄美大島より南に住んでいるとされるダイコクシロアリ
アメリカ製の家具など輸入品に付いてやってきたアメリカカンザイシロアリのようです。


以上の4種類がおもに建築物に損害を与えているシロアリとされています。
もしシロアリを見かけたら、家に損害を与えるシロアリなのかどうなのか、
また、家の中に巣を作っていないか、すぐに調べて対処した方がいいと思いますよ。


■ シロアリの被害


シロアリには多くの種類が存在します。
しかしすべてのシロアリが建築物を食い荒らすのではなく、
その中の数種類に家の木材などを好んで食べるシロアリがいる、ということです。


建築物を食い荒らすシロアリによる被害は深刻なもので、
家のいたる所がかじられてしまい緩くなり、
時には倒壊する家もたくさんあったそうです。


シロアリと聞くと家などの木材の害が一番にうかぶと思いますが、
実際には木材だけでなく、布や紙類・ゴム類・ビニール・コンクリートまで
どんなものでもかじってしまい、被害を与えるようです。


正確な被害の統計はでていないようですが、日本のシロアリによる実際被害の金額は、
3000億程度とも言われており、その被害は甚大なものです。


阪神大震災の後に倒壊した家屋を調査したデータによれば、
シロアリによる何らかの被害が確認されたそうです。
震災時に家屋倒壊の被害を拡大させた一因として
シロアリによる建築物の弱体化が考えられているくらい、
シロアリによる被害は深刻です。


もし、家の床がブカブカする、ふすまやドアの開け閉めがスムーズにできない、
浴室の窓枠や敷居が水腐れしている、浴室のタイルにヒビがみられる、
このような状態があるとシロアリによる害である可能性があります。
思い当たることがあれば、早期に対処したほうがいいと思います。


家屋に損害を与える代表的なシロアリであるアメリカカンザイシロアリは、
アメリカなど海外から輸入家具などと一緒に渡ってきたシロアリです。
屋内の乾材へ拡がっていき、家を建て直さなければいけない程の被害を与えています。
東京を始め千葉・富山・神奈川などから沖縄まで
数多くの地域で発生しているシロアリです。


また、ダイコクシロアリは、
世界中の熱帯地域に多く生息し、恐れられている乾材害虫です。
乾燥に対してとても強く、木製品のピアノや家具など多くの建造物に被害を与えており、
野外の枯枝などの中に住みついていることが多いです。
日本では、奄美大島より南の南西諸島や、小笠原諸島などで見られます。




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シロアリ駆除ベイト工法

薬剤散布によるシロアリ駆除では、
地中から家屋へ侵入するシロアリを防ぐことはできても、
シロアリの巣までは駆除することできませんでした。


シロアリ駆除ベイト工法とは、薬剤を大量散布することなく、
少量の薬剤でシロアリを巣ごと退治するという従来の駆除方法とは
異なる画期的な駆除方法なのです。


ベイト工法はシロアリ駆除に大きな効果を発揮するだけでなく、
多くのメリットがあります。
まずベイト工法には、薬剤による臭いが全くありません。


薬剤を散布するわけではなく、
少量の薬剤を特殊な容器に入れて庭の地面に埋め込む方法なので、
お子様やペットのいる方や、アレルギー体質の方でも安心安全に行えます。
建物に一切傷をつけることなく駆除できます。



シロアリの駆除業者の選び方

シロアリ駆除をする際に駆除業者に頼む方も多いと思います。
現在では、無料でシロアリの査定を行なっている業者も多く、
気軽に相談できるので、便利になっています。


シロアリ駆除を業者に頼む場合は、気になる箇所だけでなく、
シロアリが好みそうな場所を全て調べてもらった方がいいでしょう。


しかし、中には不必要な施工まで勧める業者もあるようで、
駆除や査定以外などにも勝手に様々な所を触り
高額な料金を請求する悪質な業者もあり、
そういった業者にだまされない、慎重な姿勢も必要となります。


信頼できる業者が自分では判らないという時には、
シロアリに関する相談所などがあるので、
電話などで相談すると業者を紹介してもらえるようです。


また、参考までに良い業者を選ぶポイントをいくつか挙げると、


・基礎の周り、庭の樹木や残材、そして切り株まで検査を同時にしてくれる業者。
・使用薬剤が100%安全である、という立場をとっている業者。
・シロアリの種類によって使う薬剤を変えない業者は要注意。
・根拠もなく床下換気扇など必要のないものをすすめる業者は要注意。


などが挙げられます。
無料で査定してくれる会社もたくさんあるので、
まずは無料で頼むのもいいかもしれません。


ともあれ、家でシロアリを見つけたら、迅速に駆除すべきシロアリかどうかを調べ、
業者への相談と建物の点検、駆除の必要性の判断、
そして被害拡大を抑える予防の対策を、出来るだけ早い段階で行うことが必要です。

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